2017年05月01日

マインドフルネスでうつ病が治った人達(事例-A)― マインドフルメイト



ここからは、

私達の活動の一端を具体的な事例でお話して行きます。

事例-A (大学生 男性)

大月市で行われた相談会には

都内からの大学生の方が一人で参加をされました。

その方は、

うつ症状を持ちの方で

学校生活が思うように進まずに苦しんでいました。

具体的には抑うつ症状と頭が重い、

動かない等の精神症状が続いていました。

その他に頭痛・目のかすみ・億劫感・肩こり・

不安感・疲れ等の身体症状がありました。


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その為に、大学の通学でさえもままならず、

また大学の試験に望んでも頭がほとんど動きませんので

答案用紙に記入する事さえ出来ない状態でした。

そんな事の繰り返しの中で、

次第に大学に足が遠いて行きました。

病院にも一時通院をしていましたが、

薬の副作用が怖く服用する事が出来ずにいました。

また、そんな彼の症状に

父親の理解が得られず

父親と気まずい日々が続いていたそうです。

只、母親が彼の事を心配し

マインドフルネスのセッションに通う事を

父親に内密にしながら応援をしてくれていました。

そのような状況の中で

彼は、電車を乗り継いで片道1時間半以上もかけて

セッションに参加をして行きました。

真剣に「ご自分の病気を治したい。」

「普通の大学生活を送りたい。」との、

強い意志を持っていました。


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 セッションスタート当初は、

基本的な呼吸法のやり方や

洞察法に付いて戸惑う事もありましたが、

繰り返しセッションの課題に取り組んで行く中で、

次第にそのコツを覚えるようになって行きました。

セッションがスタートをして

3ヶ月程してから

その方の症状の緩和が始まって来ました。

その結果、

大学に足が向くようになり、

その回数も次第に増えて行きました。

でも始めは授業に参加をしても

その内容を理解するは出来ていませんでしたが、

このままセッションを続ける事こそが、

ご自身の状態を

安定化させるだろうと感じたのだと思います。

その事により

真剣に課題にチャレンジを繰り返して行きました。

そんなある日、

こんな相談をして来ました。

「佐藤さん、大学のゼミのリダーを決めるにあたり、

私がゼミリダーになっても大丈夫でしょうか。」


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私自身もちょっと驚きましたが、

彼の不安の中に意志に強さを感じた事と、

彼の状態がある程度安定をしてきていましたので、

マインドフルネスの手法を

より身近に感じていただく為には、

良いチャンスであろうと判断しましたので、

次のようなアドバイスをしました。

「まだ、こころのバランスが

整っている訳ではないので慎重に進めて下さい。

また、メンバーの協力を

もらいながらゼミの事は進めて下さい。

ゼミは君一人で進める物ではありませんからね。

そして、呼吸法と洞察法を活用しながら進めてください。

そこで何か困った事があったら相談して下さい。」

彼は、多少不安な表情をしながら家路に向かいました。

その後、

辛い症状の波が何度となく起きて来たそうですが、

何とかこらえつつ対応をして行きました。

そこからしばらくすると、

「来月はゼミでタイに行って来ます。」と

言うではありませんか。

「大丈夫なの」と私が問いかけると

「不安はありますが教えていただいた、

呼吸法と洞察法を使いながら、何とか行って来ます。」


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その後、彼の帰国報告では

「滞在中は色々な事がありましたが

楽しんで来ることが出来ました。」との報告でした。

また一つ大きなステップを超える事により、

マインドフルネス心理療法(SIMT)の手法の

習得に自信を深めたのだと理解しました。

彼は、

ゼミリダーを志願して海外研修も計画する等、

他のメンバーをリードできるようになって行きました。

でも、

彼の辛い症状が100%クリアになった訳ではありません。

多少辛い症状が残りながらでも、

その方の本来の役目役割を果たす事が出来る。

通常の生活を送る事が出来る状態だと思います。

彼のセッションはここで終わりました。


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その後は、

セッション中に身に付けた

マインドフルネス心理療法(SIMT)の手法を

繰り返しながら、

ご自身の状態をより安定化させていきます。

その事を行う事により

再発をしない自分を目指していだきます。

その後、

彼には心のバランスが崩れそうになる事があったら

連絡をくれるように伝えていますが、

何も言って来る事はありません。


おそらく通常の生活が送れているのだと思います。

 ここで大切な事は、

実は彼の病気を治して行ったのは、

私では無いと言う事です。

私は、

その方にマインドフルネス心理療法(SIMT)の術を

提供しただけです。

その術を、

ご自信で繰り返し・繰り返し行う事により、

ご自身の力で・ご自身の病気を治して行ったのです。

ですから、

マインドフルネス心理療法(SIMT)では、

ご自身の辛く・苦しい症状のある、

うつ病や不安障害

パニック障害

強迫障害を治すのは

自分自身なのです。





一般社団法人日本マインドフルネス精神療法協会発行
マインドフルネス心理療法誌 第1巻1 号2015年5月発行
自分らしく生きる為に! - マインドフルメイトのあゆみヨリ



posted by マイインド at 22:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 回復の為のセッション | 更新情報をチェックする
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